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2025年

  • 2025年10月26日

『恋する警護24時 Season2・第2話』に見る、警護の現実とフィクション

第2話では、全体を通して「ドラマとしての演出上の見せ場」を重視した描写が多く見られました。ただし、実際の警護業務を熟知する立場から見ると、現場運用としては危険な行動や判断が散見されます。本稿では、あくまで作品を否定する意図ではなく、警護という職務の理解を深める一助として、専門的な観点からいくつかの場 […]

  • 2025年10月25日

【お知らせ】2025年度の警護ワークショップ開催についてと今後の展開

平素より、FJ Protectionの活動をご支援くださっている皆さまに心より感謝申し上げます。本日は、2025年度の一般向け警護ワークショップの開催状況と、今後の新たな取り組みについてお知らせいたします。 ■ ワークショップ開催見送りについてのお詫び 2025年度も、一般向けの警護ワークショップ/ […]

  • 2025年10月23日

「恋する警護24時」Season 2 に見る“警護のリアリティ欠如”とその本質的問題

ドラマ『恋する警護24時』のSeason 2が始まりました。Season 1でも警護・警備の現場を知る人間からするとツッコミどころが多くありましたが、今シーズンも期待を裏切らず、初回から多くの疑問を抱かせる内容でした。もちろん、ドラマというエンターテインメントの性質上、リアルを忠実に再現しても視聴者 […]

  • 2025年10月20日

勤務中のスマートフォン利用とゲーム障害 ― 警備・警護現場における致命的リスク

現代社会において、スマートフォンは欠かせないツールです。業務連絡、ナビゲーション、情報収集など、警備・警護の現場でも正しく使えば業務効率を高める重要なデバイスとなります。しかし問題は、*「使うことそのもの」ではなく、「誰がどう使うか」です。 オフィスでアドミン業務や事務処理を行う警備員と、現場で巡回 […]

  • 2025年10月18日

考える力を失った警備員たちへ

―「そこにいる理由」を理解するプロフェッショナルへ― 近年、日本の警備現場を見ていて、強い危機感を覚えることがあります。それは、「なぜ自分がそこにいるのか」を理解せず、ただ言われた場所に立っているだけの警備員が増えているという現実です。 与えられたポジションに配置され、形だけの警備行動をとる。しかし […]

  • 2025年10月16日

スマホでゲームをする警備員という問題 ― Controlled Vigilanceの視点から

X(旧Twitter)上で「勤務中にスマホでゲームをする警備員は問題ではないか」という投稿に対し、「人間はずっと集中できない」「スマホを使うくらい誰でもしている」といった反論が複数寄せられている。確かに、人間の集中力には限界があり、適度な休憩が必要であることは事実だ。しかし、その理屈を盾に業務中の行 […]

  • 2025年10月13日

リスクアセスメント軽視とグローバルセキュリティポリシーの矛盾

リスクアセスメント(Risk Assessment)とセキュリティ対策(Security Measure)は、診断と処方の関係に例えられるほど、密接で不可分な関係にあります。しかし、日本では世界的に見ても治安が良好であり、犯罪率も比較的低いため、多くの企業が本質的なリスクアセスメントを軽視する傾向に […]

  • 2025年10月6日

Security vs Convenience──コーポレートにおける最適なバランスの追求

セキュリティの世界において、古くから議論され続けているテーマのひとつが「Security vs Convenience」である。セキュリティを強化すればするほど利便性は損なわれ、利便性を優先すればするほどセキュリティは脆弱になるという、このトレードオフの関係は、情報セキュリティの分野のみならず、物理 […]