- 2025年12月9日
寒冷地警護における装備と服装選択の重要性
-能登視察時に見られた「ダウンベスト問題」から考える日本の警護文化- 2025年12月7日、高市早苗総理が石川県能登の被災地を訪問した際のニュース映像を拝見しました。その中で、警護官の一名がスーツのジャケットの下にダウンのベストを着用している様子が映り込み、強い違和感を覚えました。当日の能登の気温は […]
-能登視察時に見られた「ダウンベスト問題」から考える日本の警護文化- 2025年12月7日、高市早苗総理が石川県能登の被災地を訪問した際のニュース映像を拝見しました。その中で、警護官の一名がスーツのジャケットの下にダウンのベストを着用している様子が映り込み、強い違和感を覚えました。当日の能登の気温は […]
-現代の救急医学と実務から見直すアップデート- ターニケット(止血帯)に関する記事をあげたことがありますが、今回はそのアップデートとなります。というのも、現在関わる仕事(データセンター)でセキュリティのバックグラウンドがない同僚が、先日私の勧めで First Aid を受講したのですが、その Fir […]
警護の仕事は「危険を察知して防ぐ」ことに尽きますが、その判断を経験や直感だけに頼ってしまうと、どうしても見落としやバイアスが生まれます。特に、海外要人の来日対応や企業幹部の移動警護では、短時間で多くの判断を行う必要があり、客観性と再現性のある評価手法が求められます。 そこで有効なのが、CARVERで […]
以前、当ブログでも一度ご紹介したことのあるCARVERですが、今回イギリスからセキュリティアセスメントの依頼を受けたクライアントが、CARVER Certifiedの資格保持者による評価を希望していたため、このたび正式にCertified CARVER Assessment Professional […]
警護の本質を見誤らないために 近年、SNSや企業サイトなどで「元大統領の警護実績あり」といった、華やかな経歴や実績を目にすることが増えています。確かに、こうした肩書きや経験は人の目を引きますし、顧客や採用担当者に強い印象を与えることができます。しかし、警護という職務の本質を理解している立場から見ると […]
― 慈善ではなく、プロフェッショナルの責任として ― 近年、SNSやメッセージアプリの普及により、専門職へのアクセスは格段に容易になりました。警護やセキュリティの分野でも、「質問があります」「少しお聞きしたいのですが」といった軽いメッセージが届くことがあります。しかし、その多くは本来有償で提供される […]
NBAの往年の名ポイントガードであり、現在は指導者としても活躍しているジェイソン・キッドには、興味深いエピソードがあります。2013年11月28日、ネッツのヘッドコーチ時代にタイムアウトをすべて使い切ってしまったキッドは、残り時間わずかな場面でどうしても戦術を確認する必要がありました。そこで彼は選手 […]
日本の警備会社には、元自衛官や元警察官の方が多く在籍しています。彼らは、0から警備員としてキャリアを始めた人たちに比べて、すでに高い規律性や体力、そしてSecurity Awarenessを備えており、即戦力として活躍するケースが少なくありません。これは日本に限らず、諸外国でも共通して見られる傾向で […]
――現場目線で見るエスコート描写の変化―― 第3話では、主人公が子供のエスコートを担当するシーンが描かれました。シリーズ全体を通して「警護職」という専門的な業務を一般視聴者に伝える試みは意義深いものですが、今回もいくつか現場目線では気になる描写がありました。 まず一点目は、IDカードホルダー/ストラ […]
1. アセスメントの準備 ▷ ゴール設定とスコープの明確化 ▷ ステークホルダーの確認 2. 資産(Asset)の洗い出し ▷ 物的資産(Tangible Assets) ▷ 無形資産(Intangible Assets) ▷ 優先度のランク付け 3. 脅威(Threat)の特定 ※警護ではこのTh […]