CPOコース開催断念のお知らせと、IFPOに対する重大な疑義について

残念なお知らせがあります。
これまで複数の方から CPO(Certified Protection Officer)コース開催に関するお問い合わせをいただいておりましたが、本コースの開催を断念する判断に至りました。

理由は明確です。
IFPO(International Foundation for Protection Officers)という認定団体そのものの信頼性に、重大な疑問を抱かざるを得ない状況となったためです。

IFPO公式サイトに記載されている内容と、現実の乖離

IFPOの公式サイト、CPOI(Certified Protection Officer Instructor)に関するセクションには、以下のような記載があります。

この記載を前提に、私は CPOI資格を正式に取得しました。
つまり、「公式教材・試験・証明書を含むパッケージを利用し、IFPO公認のトレーニングプログラムを実施できる」という説明を、団体の公式情報として信頼したわけです。

しかし、何度問い合わせても「一切の回答なし

ところが、CPOI取得後、実際にコース開催の準備を進めるために、以下すべてのルートを通じて 何度問い合わせを行っても、最終的に一切の回答を得ることができませんでした。

回数は正直、数え切れないほどです。
それでも 回答はゼロ。説明も、進捗も、代替案の提示すらありませんでした。

資格取得前と取得後で、対応があまりにも違う

ここで、極めて違和感を覚えざるを得ません。

  • 資格取得前(=受講料・認定費用を支払う段階)
    → 非常にレスポンスが良い
  • 資格取得後(=実務的に活用しようとした段階)
    → 完全な沈黙

結果として、「CPOIがトレーニングを実施できると謳っていながら、そのための準備や体制が実際には存在しないのではないか」という疑念が拭えません。

これは、少なくとも 誤解を招く表現であり、厳しく言えば 極めて不誠実な運営姿勢です。

たとえ今後、何らかの返答がIFPO側からあったとしても、
このように基本的な問い合わせにすら対応できない団体の資格を、他者に勧めることはできません。

FJ Protectionとしては、

  • 皆さんに 時間とお金を投じて取得する価値のある資格であるか
  • 実務・教育の現場で信頼に足るバックグラウンドを持つか

という観点を最も重視しています。

その基準に照らした結果、
IFPOのCPO/CPOI資格を用いたコース開催は行わない
という判断に至りました。

最後に

資格そのものの名称や肩書きではなく、
「誰が」「どのような体制で」「どれだけの責任を持って運営しているのか」
これこそが、プロフェッショナル・セキュリティの世界では最も重要です。

本記事が、これからCPOやCPOI取得を検討している方にとって、
冷静な判断材料の一つになれば幸いです。


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