ボディガードのドレスコード2(スーツ)

ボディガードのドレス選びの基本は、「ブレンドイン」、つまりその環境に最も適していて目立たない恰好です。

警護対象者(これ以下「V」という)の服装にも影響されますので、初めて警護をするVの場合にはどんな服装をする人なのか知ることも大事です。

ドレスダウンをしてカジュアルな服装で警護をすることもありますが、やはりビジネスシーンでの警護ではスーツを着ることが多くなります。特に日本はその傾向にあります。

「スーツ」と言っても、色や形、色々種類があります。では、警護人はどんなスーツを選べば良いのでしょうか? 

まず色ですが、警護人のスーツの基本はダーク系のスーツです。ダーク系のスーツは、どんなビジネスシーンでも浮く心配がありませんし、コーディネーションも悩まずに済みます。 間違っても、Vより派手なスーツや高級なスーツを着るのは避けるべきです。

意外に大事なのが、Ventです。「Vent」とは、背広の裾にいれるスリット(切れ目)のことです。スーツのVentの種類は主に3つ、(1)センターベント、(2)サイドベンツ、(3)ノーベントです。

私はあまり売っているのを見かけたことがないのですが、ノーベント、つまりスリット(切れ目)がない背広は、動きが多い警護人にはベストなスーツとはいえません。

拳銃を携帯しての警護の場合には、迷うことなくセンターベンツのスーツをオススメします。理由は簡単、サイドベンツだと、腰につけた拳銃が見え隠れしてしまう可能性があるからです。

時々、何も考えていない警護人が腰回りに沢山の装備をつけているのを見かけます。装備品を増やすのは自由ですが、腰椎上に装備をつけることは絶対にオススメできません。押されて倒されたときなどに、腰椎上に固い装備品などがあると最悪な場合は脊髄損傷なんて恐れもあります。警護のプロは、出来るだけリスクを最小限に抑える努力が必要です。

日本の民間の警護の場合、装備できるのは無線と警棒ぐらいなので、海外で警護をするときほど「Vent」に気をつける必要はありませんが、出来るだけ自分の体形に合い、動きが制限されないスーツを選ぶことが重要です。

動きを制限といえば、警護人はスーツの前ボタンもしめません。もともとは、腰につける拳銃がすぐに抜けるためなのですが、拳銃を携帯していなくても前のボタンをしめることで動きの制限になるのであけておくほうのが良いでしょう。


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