ボディガード業界では、警戒レベルを色(カラーコード)で表すことがあります。カラーコードで最も使われているのが、元アメリカ海兵隊中佐ジェフ・クーパー氏が考案した「クーパーズ・カラー・コード(Cooper’s Color Code)」です。クーパーズ・カラー・コードの警戒レベルは、上から赤、オレンジ、黄色、白と4段階となっています。
カラーコードは、既にボディガードの仕事をしている人でもよく理解していない人もいるので絶対の知識ではありませんが、プロのボディガードを目指される方はこういうものがあることは知っておくとよいでしょう。
Hugh Keir 著「Close Protection」に、カラーコードの分かりやすい説明があったので参考に引用させてもらい簡単に紹介します。
White– 90% of “Joe Public” are constantly in this state – oblivious to the environment and unprepared.
一般人の90%がこの状態で、警戒心が全くない状態が白です。
Yellow – The minimum alerts state a Protection Officer should be in – a heightened state of situational awareness. No threat has been identified but you are constantly assessing the surroundings and potential threat development.
ボディガードとして最低限、常にこの警戒状態でいなければありません。今いる環境、状況を高いレベルで分析、理解をする。現状では脅威は見つかっていないが、常に脅威となりうるものに注意を払っている状態が黄色です。例としては、万が一の事態を想定して、避難口の位置を確認しておくことが挙げられます。
Orange – You have identified a specific threat and now assessing possible developments, deciding on actions you may take to nullify or avoid it if required.
特定の脅威を確認、それ以上発展しないように警戒あるいは厳戒態勢にある状態。必要があれば、その脅威を封じる何らかの行動をする必要がある状態がオレンジです。例としては、真夏日に厚手の冬のコートを着込む人物が建物の周りをうろつくのを発見したら、すぐにこの人物に接触するなどの対応が求められます。
Red – Responding to an attack, conducting an immediate action drill.
脅威に対して即時の行動が求められる最も危険な状態です。
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