ドライバー派遣サービスを利用する際のガイドライン②

警護車の運転を依頼されたリムジン会社やタクシー会社のドライバーの中には、ドラマや映画のイメージからくる単純な勘違いなのか、それとも自分の運転技術を誇りたいのかは分かりませんが、無駄に車線変更をしたがる人がいます。

リムジン会社やタクシー会社のドライバーに警護車両の運転をお願いする際には、警護車両を運転するからといって、突然その役割がリムジンやタクシーのドライバーから警護のドライバーに変わるわけでないことを伝え理解してもらう必要があります。

安全第一の運転で、交通法規に従った運転を心がけてもらいます。2台以上の車列の際、車列の途中で信号が赤に変わってしまったとします。車列を保つことは、とても重要なことですが、信号を無視したことで事故を起こしてしまったり、警察に止められてしまったりするリスクを考えれば、きちんと法規を守り止まるべきです。信号につかまらなかった車両には、ボディガードがすぐに無線などで連絡を入れ、後列車がすぐに追いつけるようにスローダウンさせるかどこかで止まって待ってもらうなどの対応をします。

警護の基本は、安全が完全に確保されている場所以外で車列を止めることは好まれません。プロのボディガードほど、先の信号などにもよく注意を払い、車列が全て問題なく通れるタイミングを計りスピードもコントロール出来るようになります。

海外へ行くとクラクションをすぐに鳴らすドライバーがいますが、これも余計な注目を集めるだけなので、本当に緊急の時以外には鳴らさないようにドライバーに伝えておく必要があります。車列の車間距離が広く、車列の中に車列とは無関係の車が間違って入りこんでしまったとします。これは緊急でありません。ボディガードは、即時に車列を無線でコントロールして車線を変更するなどし、車列を直せば済むだけのことです。

タクシーやリムジンの運転手は、通常業務では客が車から降りたら、すぐに車を発進させても問題がありません。しかし、警護車の運転をしている際には、クライアントが安全に建物の中に入って、すぐに車に戻ってこないことを確認してから車を発進させます。ボディガードが、事前にドライバーと待機場へ移動しても良いというときの合図と、その合図をどのように伝えるのかを事前に打ち合わせしておく必要があります。

この他にも、緊急時にドライバーに求める対応などボディガードが運転手と事前に打ち合わせをしておくべきことは多岐にわたります。より詳しく知りたい方は、ぜひセミナーやCCPS/CCPSWにご参加ください。


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